物流企業を狙ったなりすまし詐欺にご注意ください
日本国内において、物流企業を含む法人を標的とした詐欺の予兆となる不審なメールや連絡が相次いで確認されています。
すでに被害に発展する危険性が高い状況であり、厳重な警戒が必要です。
特に、
管理部門・営業担当者・現場責任者など、日常的に社内外と連絡を取る立場の方が集中的に狙われています。
一瞬の判断ミスが、重大な金銭被害につながるおそれがあります。
【現在確認されている極めて危険な手口】
以下の流れで詐欺が行われています。
社長・役員になりすましたメールが、社員宛に突然送信される
メール内で
「至急対応が必要」「外部に漏らさないでほしい」
などと強調され、冷静な判断を妨げられる指示により、社長を名乗る人物と社員によるLINEグループを作成させられる
LINEグループ内で、ニセの社長から
「至急、会社資金を指定口座へ送金してほしい」
「取引先対応のため、極秘で処理してほしい」
などと、強い口調で送金を迫られる
👉 実在の社長名・役職名・社内事情が使われるケースもあり、非常に巧妙です。
【なりすましメールへの主な防止策】
差出人名だけで判断せず、必ず送信元のメールアドレス(@以降を含む)を確認すること
※実在の社長名や役職名が表示されていても、アドレスが不自然な場合があります。送金・至急対応・秘密保持を求める連絡を受けた場合は、差出人本人に直接電話等で確認を行うこと
※メールやLINEのみでの指示には対応しないよう、社内で徹底してください。
【今すぐ徹底してください(重要)】
本件について、管理部門・営業部門・現場責任者を含め、至急社内共有を行ってください。
社長・役員を名乗る人物からの「送金」「口座変更」「至急対応」の指示は、
必ず電話・対面など別の手段で事実確認を行ってください。LINEやメールのみでの指示による送金には、理由を問わず絶対に応じないでください。
少しでも不審に感じた時点で、独断で対応せず、直ちに社内関係部署へ報告してください。
被害の恐れがある場合は、速やかに警察へ相談してください。
「社長が言っているから」
「急いでいると言われたから」
それが、詐欺犯の狙いです。
一度の確認が、会社を守ります。
必ず、立ち止まって対応してください。